
これから投資を始めたいです!
でも始め方がよく分かりません…
なので始めようか躊躇しています。
このような悩みに応えるべく、投資歴3年目の「とうシカ」が投資の始め方について詳しく解説していきます!
本記事を読めば今すぐにでも投資を始められるようになるので、ぜひ最後までご覧ください。
投資を始めるのはいたって簡単です。
6つのステップを踏むだけになります。
ただ、色々と手続きがあるので多少のめんどくささはありますね。
- 投資を始める前に知っておきたいこと
- 投資の始め方
- 投資を始めるにあたり気を付けておきたいこと
- 投資を始めるにあたり心に留めておきたいこと
投資を始める前に知っておきたい3つの誤解

投資を始める前に、現時点であなたは投資に対してどのような認識がありますか?
投資を始めるには大金が必要
借金をしてしまう恐れがある
税金を絶対に納めなければならない
実は、これらすべてが間違った認識になります。
正しいものとしては以下の通りです。
- ✕投資を始めるには大金が必要
〇少額からでも始められる - ✕借金をしてしまう恐れがある
〇借金になることは避けられる - ✕税金を絶対に納めなければならない
〇税金を納めずに済む方法がある
では、それぞれ説明していきます。
1.少額からでも始められる
投資はお金持ちが行うもののイメージが強いかもしれません。
実は、数十万円や数百万円を用意する必要はないのです。
100円のワンコインから始められます(投資信託などがそれに該当します)
また、ポイントを使うことで実質お金を使わずに投資を始められるサービスもあります。
このように、投資を始めるのに大金を用意する必要は全くありません。
2.借金になることは避けられる
投資は借金をしてしまう認識があると思います。
でもそれは特定の方法で取引した場合(信用取引など)のみです。
要はお金を借りて取引をする方法になります。
お金を借りて投資しなければ、借金をすることはまずありません。
というのも、どんなに下落したとしても株価はマイナスになることがないから。
だから安心してください。
3.税金を納めずに済む方法がある
投資をするからには利益が発生することもありますから、税金を納める必要があります。
しかし、税金を納めずに済む方法があります。
そう聞くと怪しさを感じるかもしれませんが、国としてきちんと制度があるのです。
それが今話題の「NISA(ニーサ)」という制度になります。
この制度を利用すれば、ある一定の投資金額までなら利益に対しての税金がかからなくなります。
ちなみにこの制度は日本に住んでいる18歳以上の方であれば誰でも利用することができます。
投資を始めるならぜひとも利用しておきたい制度ですね。
わずか6ステップ!投資の始め方講座


投資に関しての誤解を解いたところで、本題である投資の始め方について解説していきます。
手順としては以下の通りです。
- 証券会社の選定
- 証券口座の開設
- 証券口座への入金
- 投資商品の選定
- 銘柄の選定
- 売買
では、1つ1つ解説していきます。
①証券会社の選定


証券会社は、基本的に店舗を持たない「ネット証券」と、担当者がつき店頭や電話にて取引を行う「対面証券」に分けられます。
お互いの違いをまとめてみたので以下をご覧ください。
ネット証券 | 対面証券 | |
---|---|---|
注文先 | Webサイト | 店頭もしくは電話 |
手数料 | 無料~数十円程度 | 数百円~数千円程度 |
注文受付時間 | 基本的に24時間 | 基本的に営業時間帯 |
サポート | 軽い | 手厚い |
商品の勧誘 | 無し | 有り |
おすすめなのは「ネット証券」
投資の世界では手数料を甘く見てはいけません。
手数料がかかっていれば、たった数十円の利益だったとしても利益を得たことにならなくなります。
また、何回も取引していれば「手数料だけで1株分を購入できた」なんてこともあるんですよね。
ですから「ネット証券」をおすすめします。
今ではネット証券も増えてきており、合計で10社ほどあります。
選びきれないと思うので、選ぶ際のポイントをいくつか紹介しますね。
- 手数料が安い
- 自分の取り扱いたい商品を取り扱っている
- 信頼性が確かなものである
- ツールが豊富である
やはりネット証券は手数料の安さが売りなので、できるだけ手数料の安い証券会社にするのがポイント!
また、自分の取り扱いたい商品がなければ意味がないので、その点も選ぶ際に確認しておきましょう。
おすすめの証券会社としては以下の通りです。
これらを選んでおけばまず間違いありません。
私も開設しています。
また、複数口座を開設しても料金は発生しないので、気になったものはとりあえず開設しておくのもおすすめです。
②証券口座の開設


証券会社を選び終えたら次に証券口座を開設していきます。
銀行の口座を開設するのとよく似ているので、安心していただければと思います。
証券口座の開設にいくつか必要なものがありますが、それが以下のものです。
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、住民票の写し、各種健康保険証など)
※顔写真がないものは2種類必要なケースが多いです。 - マイナンバーが確認できるもの(マイナンバーカード、通知カード、住民票の写し(マイナンバー記載あり)など)
- 出金用の銀行口座(普段利用している銀行口座)
「マイナンバーカード」があれば本人確認とマイナンバー確認の両方を兼ねるので口座開設は楽になります。
また、口座開設時に選択することになりますが、口座にはいくつか種類があります。
- 一般口座:投資による1年間の損失と利益を自分で計算し、必要な場合は確定申告も自分で行う口座のこと。未上場の未公開株を購入したい人がよく利用しています。
- 特定口座(源泉徴収なし):証券会社が1年間の損失と利益を計算してくれるが、確定申告は自分で行う必要がある口座のこと。他の証券会社で発生した損失と合算したい人がよく利用しています。
- 特定口座(源泉徴収あり):証券会社が1年間の損失と利益を計算してくれ、確定申告も行ってくれる口座(※自分で確定申告を行うことも可能)のこと。多くの人が利用しています。
投資を始めたばかりであれば「特定口座(源泉徴収あり)」を開設しておけば問題ありません。
また、「特定口座(源泉徴収あり)」であれば納税分は天引きされすでに支払っていることになるので会社にバレることはありません。
③証券口座への入金


無事証券口座を開設することができたら、開設した証券口座に入金します。
入金方法としては「銀行に行かずにインターネット上で入金する方法」と「銀行の窓口やATMから振り込む方法」があります。
前者は即時に入金されることが多く、手数料が無料な場合がほとんど。
後者は即時に入金されず、手数料がかかってしまう場合が多いです。
なので入金はインターネット上で入金するのがおすすめ!
ただ、入金可能な金融機関は限られるので、各証券会社で確認してみてください。
楽天証券:リアルタイム入金|入出金|サービス案内
SBI証券:即時入金サービスについて教えてください
④投資商品の選定


入金し終わったら投資商品を選定していきます。
投資商品には以下のように多くの種類があります。
- 株式投資
- 投資信託
- 上場投資信託(ETF)
- 債券
- 金・銀・プラチナ投資
- 外国為替証拠金取引(FX)
- などなど
これらの中からどれを投資対象とするか決める必要があります。
もちろん全て投資対象とすることも可能です。
ここで、投資商品を選ぶ際のポイントを紹介しておきます。
- どれほどのリスクを許容できるか
- どの程度の金額を充てられるか
投資商品ごとにリスクは異なります。
例えば債券はほとんどリスクありませんが、FXだとリスクは大きくなってしまいます。
また、株式投資ですと数万円~数十万円を用意する必要がありますが、投資信託であれば100円から可能です。
このように、商品によって特徴は異なります。
なので、それぞれの特徴を知ってから決めるのがおすすめ!
これから投資を始めるあなたにおすすめなのは「投資信託」と「単元未満株」
- 投資信託:投資家からお金を集めてひとまとめにした資金をもとに投資のプロが運用する商品。投資先等を選定してくれるため、仕事を優先したい人などにおすすめです。
- 単元未満株:通常の株式投資であれば100株単位での取引ですが、1株単位で取引できるようになる商品。配当金はもらえますが、株主優待はもらえないことが多いです。
両者ともある程度リスクが抑えられており、数百円や数千円を用意するだけで売買ができます。
「投資信託」は初心者でも比較的利益を得やすく、「単元未満株」に関しては株式投資の勉強になるのでおすすめです。
⑤銘柄の選定


投資商品が決まったら、続いて銘柄を選定していきます。
これまた数多くの銘柄があります。
東証上場銘柄:3,934銘柄
投資信託:約5,900本
これらの数多くの銘柄の中から選ぶ必要がありますが、なかなか選びきれないと思います。
株式投資であればPERなどが選定の基準となりますが、始めたばかりはまずは身近な企業に投資するのがおすすめ!
例えばトヨタ自動車、ファーストリテイリング(ユニクロ)、味の素
身近な企業であればビジネススタイルも分かりやすいので売買の判断がしやすくなります。
詳しい銘柄の選定方法は以下の記事をご覧ください。
⑥売買


銘柄が決まれば実際に売買していきます。
金額や株数の指定するだけで売買が可能です。
1つの例ですが、以下が売買時の注文画面になります。


このように1つの画面で操作できるため、売買自体は非常に簡単ですよ!
投資を始めるにあたり気を付けておきたい3つのこと


投資をはやく始めたい気持ちも分かりますが、以下のことに気を付けておいてください。
それぞれ説明していきます。
1.生活資金にまで手を出さない
人間だれしも値上がりすればうれしく感じるもの。
実際に私自身もうれしく感じることはあります。
ただ、そこでのめり込んでしまうのは危険です。
暴落すれば最悪の場合現金が底をつき生活ができなくなってしまう恐れがあります。
あくまでも生活に支障のない範囲で行うようにしてください。
2.税金はきちんと納める(必要な場合)
投資には利益が発生します。
利益が発生すれば当然税金を納める必要があります。
「②証券口座の開設」でも説明しましたが、源泉徴収されない口座を選択した場合には忘れずに納めるようにしてください。
収めなければ脱税となり、追加で納める必要があったり懲役や罰金が科せられたりする場合があります。
3.うまい話には裏がある
投資による詐欺は後を絶ちません。
特に投資を始めたばかりの方は注意が必要です。
知識が浅いためにうまい話に乗せられる可能性が大きくなってしまいます。
断言しておきますが、うまい話には何かしらの裏があります。
そもそも簡単に稼げるのであれば人にタダでは教えないはずですよね。
詐欺師も詐欺師でプロなので隙を見て漬け込んできます。
ほんとに気を付けてください!
投資を始めるにあたり心に留めておきたい4つのこと


以下のことを心に留めておくと投資の成績は向上しやすくなります。
ぜひ心に留めておいてください。
1.SNS上での他人の発言やネットの情報をそのまま鵜吞みにしない
そのまま鵜呑みにしていれば、どうして勝てたのかが分からず、次回も同じように稼げるとは限りません。
それでは利益も安定しないわけです。
要は再現性がないということになります。
投資とは再現性を高めていくことで徐々に勝てるようになっていくんですよね。
「見てはいけない」とまでは言いませんが、参考程度に留めておき最終的には自分で判断するようにしてください。
2.投資の世界に”絶対”はあり得ない
いいですか。投資の世界に”絶対”はあり得ません。
未来がどうなるかは誰も分からないわけです。
多少の予想はできますが、予想通りになるとは限りません。
だからこそ”絶対”はあり得ないわけです。
「絶対稼げる」「絶対上がる」
そんな言葉を見たり聞いたりしたときは無視するようにしてください!
3.日々の勉強を怠らない
やはり世の中勉強です。
勉強なしに投資の成績は向上しません。
勉強することで成長スピードも格段に向上します。


ですから、日々勉強することは肝に銘じておいてください。
4.投資にはリスクがある
散々見たり聞いたりしていることかもしれません。
投資は値上がりするだけでなく、当然値下がりしてしまうリスクもあります。
リスクなしにリターンは得られないわけです。
イメージで言うと振り子。
大きなリターンを得ようと思ったら、それだけ大きなリスクも得る必要があります。
リターンだけ得ようと思ってもムリな話なわけです。
これは覚えておいてください。
投資を始めるにあたり気になる3つの疑問点


最後に、投資を始めるにあたり気になるであろう3つの疑問点について紹介していきます。
- ある程度の知識を身につけてから投資を始めたほうがいい?
- ある程度現金を貯めてから投資を始めたほうがいい?
- 借金を返済し終わってから投資を始めたほうがいい?
では1つ1つ潰していきましょう。
1.ある程度の知識を身につけてから投資を始めたほうがいい?
身につけてからではなく、身につけながら投資をするのが最適です。
アウトプットしなければ身につくものも身につきません。また、体験が共わないと忘れることも多いんですよね。
さらに、実際のところ取引してみないと分からないことも多いわけです。
私自身、どのタイミングで売買したらいいか非常に悩むのだと実際に取引してみて実感しました。
ですから、知識を身につけつつ投資も行ってください。
2.ある程度現金を貯めてから投資を始めたほうがいい?
不足の事態に備えるためにも最低1年分の生活費は貯めておいたほうが良いです。
であれば、ほとんどを失っても最悪生活できます。
そのようなリスクを承知の上であれば、貯めずに始めてもいいかもしれません。
どうするかはあなた次第です。
私のおすすめとしては1年分の生活費を貯めるまでは貯金しつつ投資も行い、貯めた後は投資に集中するやり方です。
その方法だと投資の恩恵も受けられ、有事の際も安心できます。
3.借金を返済し終わってから投資を始めたほうがいい?
借金に利息が付いている場合は返済を優先してください。
利息は返済期間が長ければ長いほど返済金額が大きくなっていきます。
つまりは早く返したほうが少なく済むわけです。
なので、利息付きの借金がある場合は返済し終わってから投資をするようにしてください。
まとめ:投資は誰でも手軽に始められる!
さて、本記事では投資の始め方について詳しく解説していきました!
改めて投資の始め方を確認しておきましょう。
- 証券会社の選定:「楽天証券」と「SBI証券」がおすすめ
- 証券口座の開設:「本人確認書類」「マイナンバーが確認できるもの」「出金用の銀行口座」が必要
- 証券口座への入金:インターネット上で入金が可能
- 投資商品の選定:おすすめは「投資信託」と「単元未満株」
- 銘柄の選定:身近な企業に投資するのがおすすめ
- 売買:1つの画面で売買が可能
以上の6つのステップを踏むだけで投資は始められます。
分からなかった部分がある場合は再度読み直してみてください。
これを機に安定した利益を稼げる投資家になることを期待しています。
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